生態系生態学ゼミ開催日時

生態系生態学ゼミは、原則として毎週水曜日16:00より、農学部総合館3階S385にて行っています。本年度は新型コロナウィルス拡大の影響で、オンライン上でセミナーを行っております。詳しくは、瀬木(農学部総合館S375)まで

・2019年度の発表

・2018年度の発表

・2017年度の発表

・2016年度の発表

・2015年度の発表

・2014年度の発表

・2013年度の発表

・2012年度の発表

・2011年度の発表       

2020年度生態系生態学ゼミスケジュール

2020-05-20
第3回 多賀 洋輝
論文タイトル:
Nitrogen and phosphorus retranslocation of leaves and stemwood in a mature Eucalyptus forest exposed to five years of elevated CO2
Crous et al. (2019)
Frontiers in Plant Science


2020-05-13
第2回 小林 慧人  
論文タイトル:
A 7000-year history of changing plant trait composition in an Amazonian landscape; the role of humans and climate
van der Sande et al. (2019)
Ecology letters

1000年オーダーという長期的な森林動態(機能形質の構成の変化)とその変動要因(気候要因・人為要因)を明らかにすることは、将来予測をする上でも重要なテーマですが、これまで研究が困難とされてきました。本研究では、長期的な森林の機能的な変化(機能形質の構成の変化)の要因を定量的に評価できる新しい方法を提案しました。 実際に、ペルーのあるアマゾン熱帯季節林における7000年のデータを用いて解析した事例を紹介しています。機能形質データは、ボーリング・コアサンプルから得られる花粉データと既存の形質データベースから、過去7000年の形質構成の変化を、分類群レベル・群集平均レベルで算出しました。環境要因は、コアサンプルから人間活動由来と考えられる火災・土壌侵食の程度、また鍾乳洞の石筍サンプルから気候由来と考えられる降水量を指標するデータをそれぞれ抽出しました。これらの時系列データを用いて、形質構成の変化に影響を及ぼす3要因を解析した結果、気候要因よりも人為要因が、形質構成に (分類群レベルよりも群集レベルで) 影響を及ぼしていたことがわかりました。 考えている時間スケールの長さ・研究の着眼点と実行力に驚き、この論文を紹介しました。これまで花粉分析でよく行われている分類群別の変動に着目するのではなく、群集としての変化に着目することで、長期的な森林動態の理解が進む、というメッセージに、この論文の魅力があったと思いました。

2020-04-22
第1回 甘田 岳 
論文タイトル:
Leaf drought tolerance cannot be inferred from classic leaf traits in a tropical rainforest
Marechaux et al. (2020)
Journal of Ecology