生態系生態学ゼミ開催日時

生態系生態学ゼミは、原則として毎週水曜日16:00より、農学部総合館3階S385にて行っています。詳しくは、田中(農学部総合館S388)まで

・2018年度の発表

・2017年度の発表

・2016年度の発表

・2015年度の発表

・2014年度の発表

・2013年度の発表

・2012年度の発表

・2011年度の発表       

2019年度生態系生態学ゼミスケジュール

2019-07-03
第11回 北村 麻夏 (M2)
論文タイトル:
Forest, Trees and Water on a Changing Planet: How Contemporary Science Can Inform Policy and Practice



2019-06-26
第10回 延澤 真美 (M1)
論文タイトル:
The demography of a resource specialist in the tropics: Cecropia trees and the fitness of three-toed sloths
Garces-Restrepo et al. (2019)
Proceedings of the royal society B: biological sciences


2019-06-19
第9回 池田 友樹 (M1)
論文タイトル:
Crown damage and the mortality of tropical trees
Arellano et al. (2019)
New Phytologist


2019-06-12
第8回 葉雲翰 (M1)
論文タイトル:
Drier tropical forests are susceptible to functional changes in response to a long-term drought
Aguirre Gutierrez et al. (2019)
Ecology Letters


2019-06-05
第7回 竹重 龍一 (M2)
論文タイトル:
Biodiversity recovery of Neotropical secondary forests
Rozendaal et al. (2019)
Science Advance


2019-05-29
第6回 多賀 洋輝 (D1)
論文タイトル:
Radial variation of wood functional traits reflect size‐related adaptations of tree mechanics and hydraulics.
Rungwattana et al. (2018)
Functional ecology
木部は道管、木部繊維、柔細胞といった機能が異なる細胞によって構成される。木部体積における細胞画分に応じて各機能(通水、支持、貯蔵)が変化するため、木部の各機能はトレードオフの関係にあると考えられてきた。本研究は、個体の成長に伴って変化する木部機能への要求に対して、樹木が細胞の画分や形態を変化させることで答えていることを明らかにした。さらに、成長に伴う解剖形質の変化の主観変異が耐陰性や落葉といった生活史と強く結びついていることを見出した。木部の解剖形質を個体レベルの特性までスケールアップすることに成功した例であり、解剖生態学分野の重要性を再認識させてくれる研究である。 また、本研究では、樹木は木部細胞の形態(道管の径や木部繊維の細胞壁厚)を変化させることによって、前述のトレードオフを解決して複数の機能を同時に向上させていることが示されている。これは、機能ごとに特化した細胞発達させた広葉樹ならではの戦略を表しており、被子植物の進化を考える上で興味深い知見である。

2019-05-22
第5回 田中 一成 (M2)
論文タイトル:
Effects of canopy structure and species diversity on primary production in upper Great Lakes forests.
Scheuermann et al. (2018)
Oecologia


2019-05-15
第4回 甘田 岳 (D3)
論文タイトル:
Dispersal biophysics and adaptive significance of dimorphic diaspores in the annual Aethionema arabicum (Brassicaceae)
Arshad et al. (2018)
New phytologist


2019-04-23
第3回 小林 慧人 (D2)
論文タイトル:
Allometry of fine roots in forest ecosystems.
Chen et al. (2019)
Ecology Letters
地上部の同化器官と非同化器官をつなぐパイプモデル理論(Shinozaki et al. 1964)を地下部の細根へと拡張させ、葉と細根をつなぐスケーリング関係をはじめて理論化し検証した論文。全球データを用いて、個体〜林分レベルで細根モジュールー葉など主要な要素間のバイオマス・NPPのスケーリング関係が議論された。細根モジュールと葉のバイオマスでは、個体・林分レベルともに理論的に予測された通りの比例関係が得られたが、林分レベルのNPPでは、細根モジュールと葉の関係にアロメトリーの関係が得られた。これは生産性の高い林分ほど葉の回転率が早まるからであると示された。チャレンジングな課題に対して、今ある情報を駆使して取り組んでおり、面白い論文だった。地下部と地上部をつなぎ森林生態系の炭素循環を理解するという目標に向け、今後、どのように研究を展開させていくのか気になった。私もこのような大きなスケールをもって研究できればいいなと思った。

2019-04-17
第2回 向井 真那 
論文タイトル:
Linking 3D structure annd Plant-Microbe-Soil Carbon Transfer in the Rhizosphere
Vidal et al. (2018)
Frontiers in Rnvironmental Science
光合成により固定された炭素が根、微生物、土壌を通じてどのように移動したのかを元素レベルで示した論文である。nanoSIMS(二次元イオン質量分析法)を用いて、nmレベルで根圏土壌の元素分布を観察し、土壌の立体構造を構築して三次元的に根圏土壌の観察している。本研究では炭素のみならず、ほかの元素(酸素、窒素、鉄など)も同時に計測し、根の伸長による土壌の有機―無機複合体の構造についても考察をしている。本研究では光合成により同化した炭素が細胞壁を通って移動していることが一目瞭然で分かり、根圏土壌では根面に集まっている土壌微生物によって取り込まれているのが視覚で確認できる。また、光合成により同化した炭素は菌糸を通して根面から少し遠くに運ばれることが示された。さらに、鉄酸化物が有機物を取り囲み、炭素の安定化につながることが述べられている。これまでもnanoSIMSは使用されているが、根圏構造を野外の状態のまま3次元構造まで見ている点で新しいといえる。今回は草本を使用しているが、森林の樹木細根でもこの手法を用いて根圏土壌の元素分布をみることは不可能ではないのではないかと期待している。

2019-04-10
第1回 横山 大稀 
論文タイトル:
Evolutionary history resolves global organization of root functional traits
Ma et al.(2018)
Nature